かながわの正月
- 17, 2020 20:10
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特別展 かながわの正月―よい年になりますようにー より 横浜市保土ヶ谷区星川 個人宅の正月飾り

皆様こんにちは。
今年は受験や諸事情により帰省しません。毎年恒例のなまはげを迎える準備もないため歳神様をお迎えする気分を味わいたく
神奈川県立歴史博物館 特別展 かながわの正月 -よい年になりますようにー 行ってきました。
こちらの写真の正月飾りはほぼ手作り!
上の方にある神様のお社「トシダナ」、ご神体の「サンダラボッチ」、木のお札、幣束、お供え餅、お料理…
その年が無事に過ごせた感謝と新しい年が良い年になるよう心を込めて作られています。
買ったものではなく、自分の家でとれたものというのがすてきだと思いました!
そういえば子供のころ祖父や叔父が年末に土間で杵と臼でもちをつき、大みそかに神棚にいろいろお供えしていました。
今年はもう少し丁寧に新年の準備をしようと思いました。
秦野市の小正月の行事「アクマッパライ」は道祖神にお参りした子供たちが、天狗やいろいろのお面を被り来訪神にふんして
家々のすべての部屋を祓ってお札などを渡して歩く伝統行事です。
秋田県男鹿市のなまはげもまず神社でお祓いをしてもらってから、神様の使いとなり、大声や足を踏み鳴らして家々を回りま
す。お膳にハタハタや酢だこ、煮物などを準備して、お神酒をふるまってなだめてお帰り頂きます。
子どもの頃はなまはげはすべての部屋を祓ってくれていました。今でも帰った後はすがすがしい空気が漂います。
古代に南インドから日本に来たと言われている出雲族(出雲の旧家に口伝で伝わる伝承をまとめた「出雲王国とヤマト政権」大
元出版より)
と関係があるのでしょうか?明治の廃仏毀釈で途絶えてしまった信仰が形を変えてサイの神(道祖神)だそうで、賽の神、天狗
や来訪神も出雲の流れだそうです。
神奈川に残る伝統行事に触れ、しばし古代への旅に出たような、うれしく懐かしい気分を味わいました。
2021年1月24日まで展示されています。
最後までお付き合いいただきありがとうございます。